業界トピックス
「免疫力強化」でウィルス対策
2020.06.01
新型コロナウィルスによる肺炎(COVID-19)が世界中で猛威を振るっています。感染者数は全世界で471万人に達し、うち31万もの尊い命が、この未知のウィルスによって奪われました。(5月18日現在)。日本でも4月7日、史上初となる「緊急事態宣言」が発令され、東京、大阪などの都市部を中心に、感染者数の拡大が続いています。多くの専門家が、逼迫する医療現場を危惧する中、私たちが自らの命を守るために必要な対策とは一体何なのでしょうか。
日本を含む世界各国の大手製薬メーカーは、COVID-19の治療薬およびワクチン開発に乗り出しました。いち早く開発に成功すれば、世界の市場を掌握できるとあって、各メーカーとも、その動きに加速を見せています。しかし、実用化されるまでの壁は高く、国境を超えた開発協力と莫大な資金が必要であり、さらに副作用リスクの存在も懸念すると、研究は一筋縄ではいきません。どんなに早くても12ヶ月から18ヶ月を要すると想定され、開発実現は予断を許さない状況となっています。
COVID-19は、感染したすべての人が発症するわけではありません。感染予防には「外出を自粛する」「マスクを着用する」「うがい、手洗い」などの基礎的な手段で対応しますが、発症を防ぐという観点からは「免疫力を高める」という手段も有効な手段の一つかもしれません。
機能性表示食品制度に新たな動きが見られました。同制度では、「免疫を賦活する」「免疫力アップ」などの直接的な表現は認められていませんが、消費者庁は「免疫はNGワードではない」と明確に示し、さらに政府の3月閣議決定には「機能性表示食品等で科学的知見の蓄積を進め、免疫機能の改善等を通じた保険用途における新たな表示の実現を目指す」と盛り込まれました。つまり、従来通り限られた指標のみでの免疫表示は不可としつつも、明確な科学的根拠に基づく「免疫表示」を政府自らが推進しているのです。
現在、このコロナ禍で多くの国民が「免疫」に注目しています。当社では、この「免疫機能」を評価する臨床試験を受託しております。試験デザインの提案から届出受理に至るまでトータルにサポートしております。まずはご相談から、是非ともお問い合わせください。