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拡大するヘルスクレーム

  2020年度に発売された健康食品・保健機能食品の45%が機能性表示食品となっており、ここ数年市場の3割ほどで推移していたが、19年、20年と増加傾向にある。機能性表示食品の届出件数は現在、累計3,817件となっており、4,000件まで目前にきている。最近届出された機能性表示食品のヘルスクレームでは「血糖値+中性脂肪」と複数表示を行うものが多く、「肌の保湿機能」や「紫外線刺激からの肌保護機能」といった効果を訴求する商品が目立ってきました。
  新規ヘルスクレームとしては、昨年は排尿や免疫能が大きなトピックスとなりました。排尿は「トイレが近いと感じている女性の日常生活における排尿に行くわずらわしさをやわらげる機能があると報告されています。」となっており、排尿回数の減少についてではなく、あくまで生活の質がやわらげられることを訴求しています。
  また今年1月には「肌の弾力維持」が受理されました。ヘルスクレームは、「抗酸化作用を持つアスタキサンチンは、肌の水分量と肌の弾力を維持することで、肌の健康を守るのを助ける機能があることが報告されています。」となっています。
  今年は更に届出受理される件数は多くなることが予想されますが、新規のヘルスクレームについても出てくる可能性は十分にあると思われます。
  弊社では、排尿、免疫能や肌弾力を指標とした臨床試験を実施することが可能です。先行で受理されている機能性表示食品の届出データがベースですが、様々な評価系があるため他社とは違うヘルスクレームにしたいといったご要望にも対応可能です。
  また新規ヘルスクレームにチャレンジできるような試験系も多数ありますので、ぜひお問い合わせください。